ジョジョの奇妙な冒険について
語りたいときに語ってみる。

◆ジョジョキャラのイメソン（２０１５年夏そのほか）

花京院のイメソンが泣ける、と聞いたので、早速聴いてきました。

……完全に泣かせにかかっとる…！
ＡメロＢメロは特に何も感じなかったのですが、サビがねぇ…。

花京院は難しいんですよね。本人の立場になって考えると、彼は幸せだったに違いないけれど、
俯瞰的に見ると「幸せとは何なのか？」を考えざるをえないキャラ。
しかも、彼は心の内を誰にも言っておらず、知っているのは読者のみ。
そういう意味で、花京院は救いがないキャラ
（彼の本心を受け止めるキャラがおらず、想っているだけで終わった感覚）。

救いはないが、だからこその人気かと考えるとそれは最大の救いか。



◆ジョジョアニメ（花京院復帰時）

ようやく花京院が復帰したので、アニメネタバレを楽しく拝見。
テレンスの声優さんはＣＭ起用時からそのまま…て、バルログ（笑）。
テニプリの跡部様でもありますが。

ＤＩＯの「花京院くん。ともだちになろう」くだりが、
大方なされていた想定よりぶっとんでいたようで、
早速某所で見てきましたが…ええ、腹抱えました。
うん、あの、それ純粋に「恐怖に屈服」というより、
ちょっと違う世界のような…すごく表現しがたいのですが、
なんかホラお耽美な世界ではよくありそうな、その、あれですね。
Ｒ１８的な方向に行ったのだろうかと、詳しくはこれ以上考えるのを辞めましたが。
そら、花京院も自分の誇りを取り戻すためにＤＩＯ打倒に燃えるはずです。

「恐怖を乗り越える」ってしれっと表現されていますけど、
自分にとっての最大の黒歴史を直視しているからこその表現なんだなと、解釈。
普通、黒歴史て忘れようと努めますからね。



◆ジョジョアニメ終えて

アニメもそろそろ終わりです。
花京院のラストは、原作の順番を入れ替えたようで、賛否両論といった所でしょうか。
自分は未だ見ていないので分かりませんが。

ただ、アニメ雑誌でジョジョが扱われているようですね。
「アニメージュ」で声優さんの対談があるそうですが…ちょっと年齢的に購入するのは恥ずかしいぞ…

ラジオは某所で聞くことができました。
承太郎役の小野さん（自分の脳内ではエル・フォルテである）が
「法皇が触脚を遠いところまで伸ばせるのは、花京院自身が遠くても近くてもいいから
誰かと繋がりたかったのではないか」と仰っておりまして、これは感動しましたよ。
５部を読んだときに、ミスタのスタンド「ピストルズ」が可愛いくて、
「ああ見えてミスタの精神は、１人で騒々しいんだな。」と
訳の分からない感想を抱きましたが、そう考えると、あの法皇も花京院の精神の具現化なんですな。

そうなると、あの美しいキラキラ具合が気になるんだが、
あれは花京院の精神の持つ高潔さを表すんだろうか…
しかし、あんなに美しいものを持っていながら、
いや持ってしまったからこそ、生きづらい人生を歩んでしまったのだろうか。ううむ。



◆ココロジョジョル３部

NobodyKnows+「ココロオドル」に合わせて作られたＭＡＤ。
「ココロオドル」はコード進行がＣ→Ｄ→Ｅｍ（簡単にいうと、ドレミの順番）で、
個人的にすごく心地よいのです。

２部を観た時から、３部も制作してくれるだろうと楽しみにしていました（笑）。
改めて知ったけど、２部は２番と３番サビの間奏をカットしていたんですね
（３部では話が長いこともあってカットなし）。
間奏＞ソ〜ファ♯ラソ〜　ソ〜ファ♯ラシ〜♪
まさかの花京院独白タイム。
…本当にこの子は「儚さ」を見事に体現しているキャラクターだと思います…
一瞬だけ輝いて一瞬で散る。
その一瞬のためだけに今まで生きていたのかと思うともうね。泣かせるんじゃない…

初めて原作を読んだ時の、どうしようもないやるせなさを思い出しました。
マジで「どうしたら幸せにできるのか」と訳の分からない議題を延々考えていたのですが、
今となっては（自分含め）ファンの多さとその愛されっぷりが答えだと思っています。
薄幸の美少年像とコラ画像のぶっ飛びっぷりを両立させている辺りが、
凄いとしかいいようが（笑）

あと、やっぱり敵キャラが面白いですね。
テンションＭＡＸなＤＩＯ様は大変自分好みですよって
…そうそう調子ぶっこいているから負けるんだよ（それがいい）。
今更ですが、イギーの声を初めて聞きました。Ａ
ＳＢの桑ちゃんボイスとは一線を画す全く違う路線…一言で言うとナランチャ系統。
そうかナランチャだったのかお前…。
コクッパイギーもこの声ありよな…と思った自分はアホウです（苦笑）。



◆花京院あれこれ

「ジョジョ速」で、「他の作品で立ち位置が近いキャラとは？」のお題。
花京院で、あげられていたキャラは「蔵馬」がちらちら。

個人的には、（作者の方向性で）お耽美に特化した蔵馬と、
お耽美もへったくれもない花京院と位置付けしていたんですが、しかし。
3部連載後に描かれた花京院くんをみると、
自分の中で「実は美少年」説浮上、今やがっちりそれで固定されております（笑）。
多分、原作者の中でも花京院くんは
「見た目はスレンダーで神経質そうな美少年だが、中身はいたって骨太」
イメージなんだろうと思います。

なので、女性の絵描きさんによくある「美化」
＝原作では全くもってイケメンでないのに、なんでもかんでもイケメンに描く風潮
＝…を踏まえて、3部のガチムチ原作から「花京院はこんなんちゃうやろ」と言う人もいますが、
実際は「スレンダーな美少年」像は正しく間違っていないと言う。
ていうか、どっちでも正解なんですよ。好きなイメージで描いたらいい、といいますか。

ＤＩＯ様の気合の入りまくったスカウト、テレンスの花京院人形のくだりをみると、
案外男にモテるのかもしれない。 たまったもんじゃないが。


◆昔聞いていた音楽を大人になって知る、の巻。

職場で上司がＢＧＭを流していたのですが、なんとそれは、
自分が長年「めっちゃええ曲やけど、これ何やねん。」と悩んでいた曲。
歌詞も分からんし、検索のしようがない。

これ言うと、高校時代の部活の練習で使っていたのです。
「この曲めっちゃええやん！」と皆で盛り上がったのですが、誰の何の曲か全く分からず
…持ってきた本人も「親のを拝借したから、分からんねん。」ということで、
結局「めっちゃええ曲だが、よー分からん。」状態で終わった曲（笑）。

スティングの「Desert　Rose」でした。

しかも、スティングといえば、なんと花京院が好きなアーティスト。
そして、この曲を調べると、スティングには珍しいアラビア風なんだそうです。
タイトルが「砂漠のバラ」ですからそらね。

砂漠…ジョジョ３部…バラ…花…

雰囲気花京院…曲風も短調ながらどっしり重みがあって、まさに花京院。
荒木さんはこの曲を聞いて花京院というキャラを作ったのだろうか
…と思いにふけるも、花京院登場から１０年以上後の曲でした（笑）。



◆承太郎と花京院
新作ゲームで、今度はコンビの人気投票をやっているようです。
自分はツイッターをしていないので、投票もへったくれもないんですが。

そんな訳で中間報告で１位になっていた承と花のコンビ。
３部は（５部も同様）、あくまで１チーム単位なので
特定の２人を取り上げて目立った「コンビ」扱いにしていません。
それを踏まえて「コンビちゃうやんけ」とツッコむ方もいる訳ですが、
多分にＢＬ「承花」への反感が大きいのだろうと思います。
ただ、コンビとして「特別感」がないだけで、
「この２人は距離感があって仲は良くない」という輩もいますが、
アホかお前ちゃんと作品読めや、とツッコんでおきます。

感情で突っ走った承太郎を抑えたのは花京院（ポルはおろおろしているだけなのがまた面白い）、
反対に花京院に「やばいぞ！」と警告（？）しているのも承太郎で、
お互い違う（正反対）の性質で「支え合う」感はこの２人が一番強い。
承り＆ポルは、同じタイプで共闘型とすると、承り＆花は正反対タイプで相互補助型か。

ＢＬで人気な理由の一つが、この「正反対」部分で、
「自分が不得意なところを、相手が十分補える」という支え合うニュアンスが強くなるので、
二次創作でも「絆」面で扱いやすいといいますか。
後、こっそり要因として「花京院のキャラ幅の広さ」。
美少年シリアス系統と、ぼっち・ゲーオタギャグ系統とどっちもＯＫというね…変な話、
（似たようなポジションとされる）蔵馬も相当なゲーオタですが、
ゲーオタ蔵馬の二次創作はみたことないです（笑）。

ちなみに、自分の脳内では
「お前、黙って澄ましていれば薄幸の美少年になれるくせに、何で中身はそうなるんだ。」
「動いて話し出したら大失敗」というキャラになっています。

なんていうか、ギャップのあるキャラが好きですねっていうだけのお話。
誰も期待していない方向にぶっ飛んでくれるととてもよい。



◆ジョジョ関連情報

アイズオブヘブンで、ベストコンビが発表されました。
主人公ジョジョ勢とＤＩＯ絡みが大半を占める中、
唯一サブキャラのみポルナレフ＆アヴドゥルコンビが１０位以内に入っていて自分感動。
これは例えるなら、高校野球でいうなら、私立強豪校と張り合う一般公立高校…！！
特にアヴさん頑張ったよ…本当割食う事多いからこのお方…

１位は、承太郎＆花京院でした。圧勝だったそうです。
改めて思いましたが、強い…強すぎる…（笑）。
花京院の人気に嫉妬（いや一番好きなキャラですが）

４部アニメ化…！ですが、自分は未だ３部ＤＶＤ買ってないよ！

◆Pixiv検索数（２０１６年２月１２日段階）

承花：絵１１１４３　＋小説１１１７１（計：２２３１４）
シージョセ：絵５３９２　＋小説５９２７（計：１１３１９）
ジョセシー：絵４１９７　＋小説３５４７（計：７７４４）
ディオジョナ：絵３６０３　＋小説３２９９（計：６９０２）
ジョナディオ：絵２７０１　＋小説２５０１（計：５２０２）
花承：絵２５４１　＋小説１８５４（計：４３９５）
仗露：絵１８６３　＋小説１８５９（計：３７２２）