ジョジョの奇妙な冒険について
語りたいときに語ってみる。
◆ポルナレフ
自分は、がっつりマイナー主義です。
大多数に比べると、相当ひねくれているし穿ったモノの見方をします。
ジョジョに関していうなら、主人公一族にあんまり興味がわきません。
「何で？」と思われるでしょうが、これはマイナー主義に言わせれば
「自分なんぞがあれこれ考えたりしなくても、他の人たちが存分にやってくれているから
自分がいちいち愛をこめる必要性を感じない」ということです。
元々主人公を（格別)好きになることがないのですよ。
どーせ主人公だし、物事の中心だし、ファンも沢山いるし。
そんなわけで、そういうひねくれた考えは他のキャラにも付随します。
代表格がポルナレフ。
一般的には
「辛い過去や出来事があったけど、それを全くもって感じさせない明るい性格と、屈しない精神が格好いい」キャラ
なんでしょうけれど、自分は彼に関してそんな目で見ていません。
むしろ、ポルナレフは「ちょっとダメな奴」だと思ってます。
３部において、あれだけ出番が多いのにも関わらず、バトルでほとんど活躍していない。
自分の力で勝てたのはvsデーボと、ちょっとオマケなvsチャカ(アヌビス神)ぐらいで、
後は大抵誰かの助けを借りて勝っている状態。
特にアヴドゥルなんて、彼はポルナレフを助けてばっかりで
ポルナレフが逆にアヴドゥルを助けたシーンなんて無いんですよね。助けられっぱなし。
５部のあの回想シーンでも、自分の感想は
「やっぱりポルナレフは１人じゃあかんな」でした。
あれも最短距離をいこうとして、１人で突っ走ったんだろうなー。
そこでストップをかけてくれるアヴか、サポートをしてくれる花京院がいれば、話は変わってたんだろうな。
そんな感じです。
自分がポルナレフの好きなところは
「一見格好良いキャラだと思われがちだが、実は１人だと失敗ばかりな人間臭いところ」だったりします。
完璧なヒーロー聖人君子キャラより、
そもそも人間は完璧じゃないんだから、弱点まみれのキャラの方が親近感があって好きです。
５部ラストでは、ちゃんとジョルノ筆頭のギャング一団のために頑張っているようですね。
３部では足をひっぱりがちだった彼が、５部ではちゃんと最年長として責務をまっとうしているのも良い。
ホル・ホースじゃないけれど、ポルも仲間がいるからこそ力を発揮できる人だと思います。
良かった良かった。
ポルナレフに限らないんですが、過去に辛いことがあった云々は９割方どうでもいいです。
ある程度考察はしても、
それに悲劇性を持たせようとか、想像を膨らませて同情しようとか考えません。
感想を言えば「ああそうですか」ぐらい。
過去に辛いことがあった云々キャラなんて、探せばどこにでもいるし、
いちいち反応していたら大変。様は面倒くさいのである。
ちなみに、ジョジョ歴代主人公で一番好きなのは仗助。
主人公と言うほど活躍していないが故、かえって親近感が沸くため。
陽気な性格も好きですけどね。
◆ポルナレフ、それって
某所で拝読したので、便乗。というか、ポルナレフそれまずい。
チャリオッツが、ポルナレフの体重を引っ張れないのは有名な話です。
「力でオレの体重を引っ張るのは得意じゃあねぇ」と彼自身言っているように、
元々本体そのものにパワーがない。
序盤でポルナレフを持ち上げていましたが、
これは「甲冑を外した＝身が軽くなった」からできることでして。
全体を通してバトルでは甲冑を着用したままので、序盤のあれは例外扱いでいいかと。
で、ハイエロファント。
「あの距離ならぼくに任せろッ！」と、
１０mぐらい遠くにいたであろう承太郎と家出少女を軽々引っ張り上げています…。
ポルナレフの体重は７８㎏・・・を引っ張れない近距離型チャリオッツ。
承太郎＋家出少女は総重量１００㎏超・・・・を引っ張り上げることができる遠距離型ハイエロファント。
うん、チャリオッツが弱いのではなくて、
ハイエロファントが強すぎるのだと思っておきます。
◆アヴドゥルの謎
アヴドゥルは、スタンドに関しては、自分が第一人者として、研究をしているタイプに見えます。
様々なスタンドの知識から察するに、どこかの大学の研究者なのではないかと疑ってしまう。
むしろ、ジョセフと友人になったことでＳＰＷ財団とつながりができて、研究をしはじめたのか。
正直、クルセイダースに参加している理由が最も不明なお方ですが、
ＳＰＷ財団で研究している内に、色々と気付き始めたのか。
「スタンド使いである自分がやらねばならないッ」正義感に突き動かされたのでしょうか。
なんてナイスガイ。
１８８㎝／９０㎏のガチムチ体型も気になります。
お前どこで鍛えた。何をしている。
そういや、「DIOに出会ったときに逃げた」云々をポルナレフに言われていましたね。
ポルナレフはどこから聞いたのでしょうか。
DIOの配下だった頃に、DIOから聞いたのでしょうか。
（まさかジョセフや承りから…？？）
◆今さらですが
３部のみなさんの回復力の速さは異常（笑）。
出番が多く前線で戦っている承太郎とポルナレフは勿論ですが、
後方支援型の花京院くんも大概です。
（承太郎のオラオララッシュをもろにくらって、数時間後に完治！？）
そうそう、ジョセフも首に釘がささっておきながら、ケロリとしているし。
マトモなのは（？）アヴドゥルさんだけですね。
多分、彼らには「いつでもリジェネ」が装備されているのだと思います。
（いつでもリジェネ…ＦＦ９より。自動的にＨＰが回復する。最終的には回復役要らず）
DIO「念のため、首をはねて確実なる安心という形にしておくか。」
ＤＩＯ様、それはすごく正しい。
それぐらいやらないと、ジョースターご一行は死なないです。
ただジョースターご一行様。
回復役がいないせいで、残された遺体は悲惨なことになってますがね。
◆３部そのあと
月並みですが、気になることを列挙。
作中で描かれていないから、必死こいて推察するしかない。
あとは二次創作品をみて癒されるか・・・。
・花京院はどうなったのか。
→遺体を発見したのは誰だろう？
見ていたのはジョセフだけど、ヘリで運んでいる場面では未だジョセフは死人。
個人的には、DIO戦でポルと承りがジョセフの姿を見つけた時に屋根の上にいるっぽいので、
その時に、２人で発見したのだと考えています。
→ご両親にどう伝えたんだろう
この辺りは考えるたびに、胸が痛くなるので省略。
→魂はどうなった？
昇天シーンがないため、不明。そもそも自分の生き方に、満足できる段階までいけたかどうかも不明。
心残りがありすぎてエジプトで地縛霊…の可能性もゼロじゃないから怖い。
（「これから起こることに後悔しない」と、別に死んでもいいっぽいことを言ってはいるけど、
だからといってDIOに負けても満足、という訳ではないんですよねー）
結論だけをいうと、彼はDIOに負けっぱなしである。