マリオ＆ルイージＲＰＧ　ペーパーマリオＭＩＸ

来る２０１６年、コクッパが１３年ぶりに「マリルイＲＰＧ」に復帰。
しかも今回は全コクッパ、それぞれコンビ・トリオを組んであちこちに登場、
おまけに全員ちゃんとセリフがあるという、コクッパファンにはたまらない作品！！(感涙)

とりあえず、まるまる５か月プレイして(のろますぎるプレイヤーである)ようやく７兄弟全員バトル終了、
残すはラスボスクッパのみという状況になったので、
ここで勢いのまま、感想など書き記します。

○コクッパ７兄弟の兄弟順は？

自分にとっては、彼らは兄弟なので、重箱の隅をつつくようにあれこれ考えてみたくなるのですよ。

基本的に、初登場時「マリオ３」の順番が兄弟順と捉えられがちで、
実際、ルドウィッグが一番上で、末っ子がラリーなのは確定。

ただ、自分からすれば「レミーが上から二番目というのは、明らかに不自然」という主張がありまして。
もともと小柄ですし、比較的性格付けのある初代「マリルイＲＰＧ」でも、ミニゲームで泣き出すんですよね。
バトルでもコクッパでは３番目に出てくるとはいえ、手数も少なく最弱。つまり、明らかに幼い。

そういう訳で、ちょっといじりまして。

ウェンディの位置はそのままにして、男軍団でレミーだけ兄弟順でラリーのすぐ上に。
これを長らく、自分で勝手に推奨していました。


しかし、時は経って２０１５年。「パズドラ」コラボの「パズマリ」、この順番はまさに公式での兄弟順では？と。
長男・末っ子は固定しつつ、レミーが下の方。紅一点であるウェンディが７兄弟の真ん中。
バランスとしてとても優れています。

以上を踏まえたところで、ようやく本題に入ります。
独断と偏見による、各コクッパの感想やら何やら。
スマブラのフィギュア紹介を参考にしています。

◆ルドウィッグについて

ラリーとコンビで登場するものの、出番はかなり控えめ。
ステータスはかなり高いです。ＨＰ、攻撃、防御、スピードすべて兄弟内トップクラス。
一人称ワタシ。
「コクッパで一番の頭脳派。大人びたナマイキな性格で、目立ちたがり屋。」の紹介通り、
ボス戦時には、マリオたちと同じバトルカードを使ってきます。
バトル時は基本的にルドウィッグ主導、カードを出して告知するあたりはお兄ちゃんですね。

ただ、長男のリーダーらしく
「ロイ！ウェンディ！ラリー！マリオたちを例のところに連れて行け！」と
指示を出したところで、ブル軍団を呼び出して適切に任務をこなしたのはロイ。
大丈夫？ロイの方が優秀なのでは…と、最初から不安がとまらず(笑)。

クッパ城直前でマリオたちと再開しますが、
土管の中のセリフは、どっちがラリーでどっちがルドかわからない(苦笑)。
おまけに一人重役出勤のように、後でノソノソ出てくるし、うんとってもエラそうです。

長男らしいこと何もしてへんやんけ…

と思っていたら、やっぱり実際そうらしく、最後の最終決戦時には
ルドウィッグの「自称リーダー」っぷりに、
レミー「え？リーダーだったの？」
モートン「オラ、そんなの聞いたことない。」
イギー「聞いたことないよねー。」
と弟たちからフルボッコ状態(爆笑)。

自分を慕ってくれている末っ子ラリーにも
「だから、誰も認めてないって…」とチクリといわれる始末。

新しいことに注目してあれこれ取り入れるのが好きで
そのあたりの創造力も優れているんだけど、
本来は、あんまり賢くないと思うんですよねルドウィッグ(笑)。
学校の成績も、副教科(美術とか技術家庭科とか)は強いけど、
主要科目(国語とか英語とか)はボロボロなんだろうなと。

がんばれ、超がんばれと願ってやまない長男でした。

◆ラリーについて

ルドウィッグとセットで登場するものの、彼も出番は控えめ。
末っ子らしくステータスは低め(ウェンディより低い)、
バトル時では甲羅スピン後、目をまわしています。
(骨クッパ召喚時はHPがトップクラスですが、
末っ子だから今後の成長が見込めるということだろう)
「ケンカっ早い性格」とありますが、ボス戦時は、長兄のサポートにまわっている印象で、
決して怒りにまかせてでしゃばるタイプではない。

コクッパ内で、一番小さいのはレミーにもかかわらず
イエロースターに「思ったよりチビ」と指摘されてしまいます。
また、当初のルドウィッグの指示通り、ロイ・ウェンディと共に行動する予定だったようですが、
なぜか途中離脱してルドウィッグと一緒に。
ロイに「遊んでるじゃねーか？」と言われ、まさに末っ子属性大爆発(笑)。

個人的には、カードを使うルドウィッグの方が面白く感じたんじゃないかな？と思いつつ、
さびしがったルドウィッグに「一緒にいてくれ」と懇願された可能性も(笑)

実は、上記で触れたルドウィッグの自称リーダーっぷりフルボッコくだり。
ラリーは見ているだけで、何も言っていません(最後にチクリと言うだけ)。
きまり悪くなったルドウィッグに「行くぞ、ラリー」と言われ、
「はーいはいっと」と適当にあしらいながらも、ちゃんと従っている。

本来は、空気の読めるとても素直で従順な子なんだろうという印象。
やや怒りっぽくプンスカしているけれど度が過ぎることはないし、
ルドウィッグのいうことも素直に聞く。
癖のあるコクッパ７兄弟では一番カワイイタイプですよ、彼は。

◆ロイについて

ウェンディとセットで登場するものの、出番は多め。一人で登場することも多いです。
ステータスは、かなり高め。スピード以外はルドウィッグを上回ります。
「面倒くさがりのようだが、戦うと本気になる。」そうですが、面倒くさがっている場面はなし。
ただ、バトルはパワー一辺倒なので、あれこれ考えるのが面倒くさいタイプかと。
(ルドウィッグとは真逆のタイプ)(の割に、他作品では一番あれこれ手をだしているけど・笑)
ボス戦時では、とばっちりを受けたウェンディからボコられる一面も。尻にしかれています(笑)。

一見典型的な悪役の荒っぽい口調と性格。
負けを認めず、プライドも高そうですが、
あくまで敵(マリオたち)に対してのみであって、
仲間内では結構おおらかなタイプ。
ウェンディに「ペラペラなオレたちっていないよな(いたらいいのに)。」と、
なかなか可愛い発言をしている(笑)

また、コクッパ７兄弟内では最も真面目のようです。
ルドの指示をブル軍団に適切にこなさせ、キノピオたちの見張りをし、
逃げようとするマリオたちを足止め。
最終決戦で７兄弟集合時には、自身が一番前となって
「やっとオレ達の見せ場がやってきたな！」とセリフ、
そして自身が一番最初に特攻する。

ルドウィッグより、遥かにリーダー役適任です…

ウェンディには尻にしかれているとは言え、
上記の内容から、全体的な主導権はロイの様子。
ルドウィッグは「ロイ、ウェンディ、ラリー」の順で呼んでおり、
攻略本も「ロイ＆ウェンディ」とロイの方が前。
兄弟順では上から２番目で手堅いかなと。

ステータスも高く、仕事も的確にこなし、真面目。
荒っぽいものの、兄弟内では一番優秀な、よくできる子。

◆ウェンディについて

ロイとセットで登場、登場頻度は並み。
ステータスは長男次男にかないませんが、末っ子ラリーよりは上。
「おしゃまでおてんばで勝気、ワガママな性格」
しかし、ワガママな場面はありません。
むしろ落ち着いていて、精神年齢はかなり高め。
「ペラペラなオレたちっていないよな」というロイの台詞を、
「アタシたちと一緒で忙しんでしょ。」とバッサリ(笑)。
サバサバしていて、夢見がちな一面はなさそう。

勝気なのは文字の通りで、男兄弟にも対等にはりあいます。
イギーには「アタシがやるから、アンタは援護しなさい」と指示。
ロイにはそんな指示を出していないので、
イギーより上(姉)の可能性があり。

兄とはいえ、とばっちりをくらわせたロイに遠慮なく食ってかかり、
(それでも、ロイの攻撃があたるとちゃんと喜んでいる)
最終決戦時も「いつぞやのリベンジと行こうかしらね」と、バトルする気満々。
冷静に考えると、彼女もプリンセスなんですけど、
まったくもってお姫様感はなし。
ただ、女だからと甘えるだけではなく、
自分も先陣切ってバトルをするという姿勢がありつつも、
バトル最中に、頭のリボンを手直しする女の子らしい仕草も。
彼女結構モテると思うんですよね。

４コマ漫画劇場など１９９０年代の漫画では、
彼女は女の嫌な部分(見栄っ張り、意地っ張り、でしゃばり)を
押し込めたような…ある種漫画家からの虐めを受けているような
キャラだったんですが、いざ公式で性格付けをされると
製作者からのイヤミのない「愛」が感じられてて、なんだか感動。

ロイとバトルでタッグを組むのは、
彼が一番精神的に落ち着いているからだと。
ウェンディからすれば、男兄弟はお子ちゃまばかりなんだろうなと(笑)。

◆モートンについて

イギー・レミーとともに登場、登場頻度は並み。
バトルが特殊なため、ステータスも上の４名とは比較しにくいです。
モートン・イギー・レミーの３人の中では、スピード以外は一番高いですね(体格差だな)。
「力まかせで、オツムはあまりよろしくない」通り、口調はたどたどしい。
とは言えども、話している内容は極めてマトモで、本編から脱線していません。
自分たちが何をするべきか、また何をするのか、何が目的なのか、
そのあたりの一番大切なところは最も忠実に守っているといえます。

どっちが先にボタンを押すべきか揉めているイギー・レミーに
「マリオがくる　はやくしろ」と促しているあたり、
このトリオの中では一番上のように感じます。
(攻略本でも「モートン＆イギー＆レミー」の順番で紹介)
ただ、自身はボタンを押すくだりに一切参加していないので、
自分からどうこう動くタイプではなく、
相手に合わせる…本来の性格は、落ち着いていて穏やかな様子。

バトルでも自分が真っ先に、
マリオたちのバトルカードを謎のモートンカードに変化、
そのうえでイギーとレミーが目を回してから
「イギーとレミーに何て事を…オラ…オマエたちをゆるさない！！」と、
自分が参加。多分に、深い兄弟思いですね。

それ故に、すぐに「オラおこった」など表現、
かなりの好戦的、激情家の様子。
仲間内ではとても優しくおっとりしているけれど、
敵には容赦しないコワイ一面もある印象。

◆イギーについて

モートン・レミーとともに登場。ラストダンジョンで、怒涛のごとく登場します。
ステータスは、ＨＰと防御力はモートンに劣るが、スピードはモートン以上、
そして意外にも、攻撃力はモートンと同等。
一人称「ボクチャン」なんですが、７兄弟全員一人称をばらけさせるにあたって
男兄弟は６パターン考えねばならず、ネタに尽きたのでは…と勝手に推察。
「愉快犯的でお調子者という変わった性格」のごとく、
彼に関しては本気なのか冗談なのか、正直わかりません(笑)。

ただ、自分が積極的に主導で動きたいタイプのようで、
大砲のボタンを自らが持ち、弟レミーに「ボクの役目だぞ！」と反対されても、
まったく話を聞かず、勝手に自分でボタンを押してしまう(笑)。
赤い鉱石奪還のクエストでも、一番最初に対戦。行動力はかなり高い。
負けた時も「負けちゃいました」という言い回しから、ノリ自体もとても軽い。
自分でぐいぐい動く分、おおよそヘコむということをしないであろう楽観的な性格か。

同時に大変にぎやかで騒々しい面があり、
ソクリ山頂上では、「どんどん撃てー！」と張り切っていましたし
(モートン・レミーは笑い声のみだった)
ネオクッパ城へ乗り込んだ時も、一番最初にマリオを見つけたのはイギー。
(クッパや兄弟にさっそく報告しにいった様子。)
バトルでもレミーが目をまわしても、笑い声がやかましい印象。

大変にぎやかで騒々しく(多分声も大きい)、自分から積極的に動く
ある意味フォットワークが大変軽いタイプ。

かといって、対人関係に問題のあるクレイジータイプではなく、
「レミー！…オマエ達、よくもやってくれたね！」と兄弟思いな一面もあり、
いわゆる「ペット」感覚なのか、ワンワンも手なずけており、今作も登場。

普段、自分勝手でヘラヘラしていると思いきや、
ほかの兄弟が興味なさそうなものを可愛いがったりするので、
そういう点では変わっているのかもしれません。
学校の成績にたとえると、得意・好きな科目は恐ろしい行動力と集中力で
ブーストかけて努力もするし、実際天才的にできるけど、
それ以外は全くやる気なさそう。

◆レミーについて

モートン・イギーとともに登場。登場頻度は少なめ。
「ちっちゃいことをバカにされるのが大キライ」とありますが、
今作でチビなのをバカにされたのはラリーでした(笑)。
「あどけなさが残る見た目で、やんちゃな性格」の通り、
どこはかとなく幼いのは周知のとおり。
口調もいたって普通のように見えて、
「ボカーン！」「ドーン！」と擬音で表現するという語彙力の少なさがあります。
体が小さいこともあってステータスは最も低め。
ＨＰも低いため、すぐにダウンします(イギーより１００も低い)(イギーとモートンの差は７０)。

やんちゃな性格はその通りで、なんとバトル時、巨大な玉乗りの際に
兄貴二人も一緒にぶっ飛ばすという(笑)。
イギーもモートンもびっくりしているのに、レミーは平気で吹っ飛ばします(笑)。

ボタンを押すのは自分の役目だ！と兄のイギーに主張したものの、
完全に無視されスイッチを押されてしまいますが、
「あ、ずるいぞ！」の一言で終了。
兄モートンとドデカクラフトに参加した時も、
怒ったモートンに対してレミーはとても楽しそう。
基本的に、無邪気でよく言えばとても天真爛漫。
相手が、味方だろうと敵だろうと怒ることがない。

相手に負の感情を向けることがない分、相手のことも考えない
よく言えばマイペースな性格とも。
ただのんびりであるがゆえに、
７兄弟では自分が！自分が！と主張するタイプでもなく
(主張しても、あっさりと折れる)あんまり目立たないタイプかな。

◆まとめ

※各面々のおおまかな性格
ルドウィッグ→新しいこと創意工夫大好き。リーダーは「自称」レベル。
　　　　　　　　　もともと職人肌で、コミュ力は高くないのかも。
ロイ→荒っぽいが、仲間内ではおおらか。根は至って真面目で、
　　　　やるべきことはきっちりやる。敵には負けたくない。　　　　
モートン→一見して穏やかでのんびりしており、仲間に対してとても優しい。
　　　　　　　　敵に対して、キレやすい。好戦的。
ウェンディ→しっかり者で、自己主張が激しく気が強い。男兄弟でも対等。
　　　　　　　身だしなみに気を使う女の子らしい一面もある。
イギー→一人で騒々しく賑やか、行動力に富む。相手の話は聞かない。
　　　　　周囲が気にとめないものに愛を注いだりする。
レミー→やんちゃで、自分がおもむくままに気分きままに動く。マイペース。
　　　　　負の感情を表すことはほとんどない。
ラリー→やや怒りやすいが、基本的に感情に素直で、従順。
　　　　　空気を読んで、相手にあわせることもできる。

兄弟順でいくと、真ん中３人をちょっといじりつつ。
一見ウェンディの方がイギーより上に見えるものの、
クッパが「イギー！ウェンディ！」と
イギーを先に呼んでいるので、イギーの方が上かなと思いつつ。

ただ、ルドウィッグ＆ロイが上の方、
モートン＆ウェンディ＆イギーは真ん中らへん
レミー＆ラリーは下の方は確定かな。
今後の作品展開ではまた変更するかもしれませんし。